
クイナの恋路、運転注意 きょうから愛鳥週間
10日から愛鳥週間が始まった。国頭村の森林は、繁殖期を迎えた野鳥の鳴き声で活気づいている。同村では9日、国の天然記念物ヤンバルクイナのつがいが路肩を歩き回る姿が見られた。近くの草むらではひなが顔をのぞかせた。
環境省やんばる自然保護官事務所の1995年からの統計では、ヤンバルクイナの交通事故確認件数は年々増加傾向。中でも、行動が活発化する繁殖期の5~6月に事故の半数以上が集中している。
山本以智人(いちひと)自然保護官は「最も事故が起きやすい季節。ドライバーは制限速度を守り、朝夕の時間帯は特に注意して走行してほしい」と呼び掛けている。