
「奄美・琉球」島絞り込み年内申請へ 世界自然遺産
政府が世界自然遺産への登録を目指す「奄美・琉球」(鹿児島県、沖縄県)について、大学教授ら専門家が課題を話し合う科学委員会(委員長・土屋誠琉球大教授)の初会合が27日、那覇市で開かれ、事務局の環境省は、対象とする島を具体的に絞り込んだ上で、年内に国連教育科学文化機関(ユネスコ)に申請する考えを委員に示した。
政府は1月、奄美・琉球を登録の暫定リストに追加するよう決め、ユネスコに関係文書を提出した。だが、地権者らの同意を得るのが遅れたため島名を明記できず、ユネスコは対象地域の特定を要求、申請から通常数カ月で認められるリストへの追加を見送っていた。(共同通信)